この章の冒頭に、マーガリンは毒物であると書きました。  あなたが自分の健康のことを考えるのならば、マーガnutrition03リンをとらないにこしたことはありません。朝食のパンにはバターを控えめにお使い下さい。

 牛乳も日本人の身体に合ったものではないのですから、無理に飲む必要はありません。牛乳イコールカルシウムという図式は、今の栄養学の上では崩れつつあります。

環境汚染は地球規模で私どもに襲いかかっています。しかし、いくら、危険といわれても私たちは地球を離れて生きていくことはできません。  

そして、すべての病気の元凶のような活性酸素。歩いても、走っても、活性酸素は発生してきます。  これらからnutrition05身を守るために、健康に留意する、まず第一に栄養に十分に気をつけなければならないことは理解できると思います。

しかし、栄養をとっていればそれだけで身を守れるのでしょうか。また、栄養をとるとはどういうことなのでしょうか。  

我々の栄養に欠かせないといわれている野菜。この栄養源の元のように考えられている野菜について考えてみましょう。   今の野菜は、いわゆる現代農法という多くの化学肥料の使用によって、野菜が育つ土壌が汚染され、本来あるべき栄養素までが失われてしまっています。それだけでなく人体に害を与える恐れさえあります。  

こういうことは、皆さん既に常識として知っておられます。 そして少しでもこのような危険をさけ、豊富な栄養を得ようと、いま、人々の目は有機栽培に向いています。
 有機栽培は危険な殺虫剤、除草剤といった化学肥料が使われていません。では、豊富な栄養をもった野菜なのでしょうか。

有機栽培による野菜を含め多くの野菜は、マーケットでお客さんの目に触れるときに、最適の状態にするためnutrition02に、成熟前に収穫されることがあります。

これは、成長の最終段階でたくさん増えることの多い、ミネラルやビタミンの量を犠牲にすることになります。  加えてすべての野菜は輸送時間と貯蔵により更に栄養素を減らしていきます。売り手側であれ、家庭であれ、果物と野菜は冷蔵して3日後にはビタミンCの量を大幅に減らし、室温でおけば更に減らすことになります。  

現代の流通機構や家庭においては貯蔵は必要不可欠のことです。このような仕組みの中で、栄養豊富で、害の少ないといわれている有機栽培による野菜でも栄養素を減らして行きます。 

一般の野菜のビタミンCの含有量は昔にくらべると十分の一だといわれています。しかし、それであっても野菜をとらないわけにいきません。ただ、本来あるべき野菜の栄養素は、以上のような状況によって、徹底的に不足してしまっているということを知った上で、とるようにして下さい。

nutrition07そしてストレス。会社で、学校で、家庭で、現代社会では、ストレスに囲まれて生きているとは思いませんか。もっともストレスは、昔もそれなりの状況の中にあって人々の感情を刺激していたに違いありません。どのような原因であれ、ストレスを起こすと、あなたの栄養素、ビタミンC、B、それに亜鉛を減らしていきます。

このように私たちのおかれている環境は、人間が本来必要としている栄養素の質と量を十分にとったり蓄えたりすることが出来ない環境になっているのです。
 そして人生にとって大事なのは、美しく長く生きると云うこと。仮に、80才、90才まで生きたとしても、人に迷惑をかけて生きるのか、自力で生きていけるのか。大事なことだとは思いませんか。

人生の行き方にも質と量があります。質量共に充足して生きるのが理想ではありませんか。  これを満たすためnutrition_balanceの健康を保つには、害となる食物を口に入れず、且つバランスのとれた栄養をとり続けることが大事であり、それらを生活の中に組み入れた、自分の「健康プログラム」を持つようにと、前の項で書きました。  

バランスのとれた栄養を保つための非常に有効な手段−手軽に、安全にそして、経済的負担もそれほど大きくなく手に入れられるのが、サプリメント−栄養補助食品なのです。  

サプリメントは本来、補うという意味です。健康のバランスをとるために足りないところを補うのが栄養補助食品の役目です。  

しかし、21世紀に向けて、「現代の栄養補助食品」は我々の健康について、積極的な役割を果たそうとしています。その「役割」を良く理解して頂くために、栄養についてう少し詳しく、そして、我々を取りまく医療についても考えてみましょう。



(参考資料)

主な野菜の栄養成分
野菜の栄養成分別ランキングトップ10
独立行政法人 国立健康・栄養研究所
栄養調査 情報のひろば
すぐわかる栄養成分ナビゲーター
(財)日本健康・栄養食品協会
食生活と栄養大事典
日本栄養改善学会のページ
栄養・健康 日本医療栄養センター
栄養指導 日本臨床・公衆栄養研究会
財団法人 食生活情報サービスセンター
財団法人 日本食生活協会
ALIC-農畜産業振興機構 野菜の情報
Vegital Information Network
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