mac_trans_fat12月26日の朝日新聞の「トランス脂肪酸含む食品、セブン&アイ全廃方針」は、大きな反響を呼んだようです---朝日の記事を紹介したこのサイトにも、普段の3倍以上のアクセスがあり、反響の大きさを予測できました。


では、このトランス脂肪酸、殆んどの食品に含まれていますので、我々が注意するのは、その含有量の多少によって、留意する以外にありません。
下記の表は、日本食品分析センターが行ったものですが、現在は削除されているようです(なぜ、削除されたのか? メーカーからのクレームでしょうか?)。

ただ、多くのサイトに引用されていますので、参考までに記載します。これによると基準を2%としていますが、少ないにこしたことはなく、食品に含有量を表示しているところも出てきていますので、そのような食品をとれば一応、心理的には安心といえましょう。

心理的に安心というのは、日本ではまだトランス脂肪酸の表示義務がないので、使おうと思えば、使えるからです。例えば、(トランス脂肪酸を含む)ショートニングオイルは、無味無臭であり、お菓子はさっくりと焼き上がり、風味も良くなる、という特性があるので、どうしても利用したくなるのです。マーガリンにしても同じこと、安価で容易に製作できるところから、メーカーは利潤を求めて、健康は二の次ということになります。

●トランス脂肪酸の含有率(日本食品分析センター)
日本製品のトランス脂肪酸含有率について、デンマークが規制の基準とする2%に準じて、2%以内は○、越えるものは×とした調査結果がありますので、下記に掲載します。

資料1-食品の脂質中のトランス脂肪酸含有率
商品名※基準(2%)
雪印ネオソフト5.9×
明治コーンソフト12.7×
小岩井マーガリン1.8
ラーマ バター風味10×
日清 とっても便利なショートニング14.7×
雪印 北海道バター2.2
マクドナルド マックフライポテト20.5×
アンデルセン クロワッサン1.6
山崎 シュガーロール10.4×
スジャータP 褐色の恋人20.8×
森永 クリープポーション1.2
日清 カップヌードル0.2
Calbee ポテトチップスうすしお味0.5
(出典-食品と暮らしの安全-検査機関-日本食品分析センター)
※雪印 北海道バターのトランス脂肪酸含有率は2.2%ですが、天然系なので、基準値内の○とした。

◆このような事実に照らしても、セブンイレブン、イトーヨーカ堂などを傘下に置く、小売大手のセブン&アイ・ホールディングスがトランス脂肪酸を含む商品を原則として、売り場に置かないというのは、国民の健康を考えた場合、じつに優れた決断で、このサイトでも繰り返し書いていますが、日本という国は、民間が決断しないと「健康な生活」が出来ない国だということです。

この問題、更に取り上げていこうと思います。