● マイアミで、船上アフィリエイトマーケティングサミット2002開催さる。関連業界よりトップが集結。

3月15日から18日まで、フロリダのマイアミで、アフィリエイトマーケティングサミット2002が開催され、世界から200人を越える参加者があった。このうち、31人がオフィシャルスピーカーで、アフィリエイトプログラムに関するあらゆる問題が話し合われた。フロリダは晴天に恵まれ、太陽が輝いていたが参加者は会議に熱中したという。

◆トップアフィリエイトに賞品。高級スポーツカー4台。

3泊4日のマーケティングサミットも、ReferBackが、トップアフィリエイトに賞品を出すときには会場もすべてを忘れて注目したという。その賞品はなんと4台の高級スポーツカーなのである。その中にはフェラーリという、カーマニアにとっては垂涎の的になるようなスポーツカーが含まれている。

実は、この ReferBack という、ASP(Affiliate Service Provider)は、ネット上のいわゆる「博打サイト」、というと聞こえは悪いが、カジノにしぼったアフィリエイトプログラムを運営しているのである。これらのスポーツカーはカジノを運営しているクライアントから提供されたものだが、それにしても賞品としてはアフィリエイト業界始まって以来の豪華なものである。

ReferBack は、昨年もこの集まりに出席したが、今年は多くのカジノ関係のクライアントを引き連れての出席で、アフィリエイトプログラムにおけるこの分野の驚異的な成長が証明されたのである。ちなみに、筆者がチェックしたところ、3月末現在のクライアントの数は10社だが、このような, 決して多いとは言えない数でも、売上はたいしたものなのだろう。

日本も、このような特殊分野にしぼったサービスプロバイダーの出現がそのうちあるかもしれない。いずれにせよ、この賞品の規模、とても他に真似の出来るようなことではない。


◆業界の御三家を始め、主要ASPはすべて出席。論議はin-house solutions にも集中。

サービスプロバイダーとしては、BeFree, Commission Junction、Linshare の御三家を始め、Performics 、 WebClients, などが出席した。今年提議された問題点の一つに、このようなサービスプロバイダーの役割がいったい何時まで続くのかという問題があった。というのは、自分のところでアフィリエイトプログラムを運営する、いわゆる in-house solutions が最近の傾向だというのである。

この問題は、アフィリエイトプログラムのソフトを販売しているKowabunga (MyAffiliateProgram を販売している) 、また、Shawn Collins のような著名人、EPage の Brad Waller たちによって提議されたが、第一の問題は費用効果の点である。in-houseの方が、サイズにもよるがコストがかからないというのである。特に、ソフトを販売している Kowabunga グループは、in-house プログラムを使用している多くのクライアントを伴っての出席であった。しかし、これらの人たちの問題提起に対して反論がでたが、残念ながら、反論に対して十分に納得させるだけの回答がなかったようである。いわゆる、表面に出ない「隠されたコスト」が、in-house プログラムにはあるのではないかという問題に十分に答えられなかったようである。

いずれにせよ、ネットワークの構築に100%完璧というのはあり得ない、というのが正直なところだったようである。


◆アフィリエイトの出席が昨年より減少。

今回のサミットで残念だったのは、いわゆるトップアフィリエイトの参加が昨年より少なかったという点である。来年は、多くのアフィリエイトに呼びかけようというのが、参加したプログラムマネージャー達の感想であったという。

(筆者注)以上が、今回のサミットのまったくの概観であるが、そのうち、このサミットで論議され、提議された問題の詳細がいろいろの機会に発表されるだろう。そのときに、再度、アメリカのアフィリエイト業界の問題点を取り上げたいと思う。日本の業界にとって他山の石となるだろうからである。

それにしても、日本のアフィリエイト関連の人たちは、業界横断的なこのような集まりが行われるアメリカの風土がうらやましいと思わないだろうか。
 


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