yoko_withdog
 
横浜から福島県浜通りに越してきて18年。原発から50K(いわき市泉)に住む者です。
(註:添付の写真は、10年以上前の写真です)

皆さま11日は如何でしたか?

つなみで生命を失われた東北の多くの人々の事を想うと、何を語っても意味をなしません。ただ、思い切って言わせて頂くと、ここ福島県浜通りは、日本の将来を左右しかねない大きな問題を抱え込んだ地域だということをご理解下さい。

あの日、こちらは震度6強。生まれて初めて地面と家が左右に大きく揺れるのを見ました。家を飛び出し、庭にあるテーブルの下に犬をかかえて腹ばいになり2時間震えておりました。

それから、連日の余震続きで、回数は百数十回。震度5強も度々。

私は何も失いませんでした。幸せ者です。でも、福島から東京方面へ避難した方々がくやしい思いをなさっていることを知り、車もなく、からだをこわしてボランティアも出来ないので、少しでもお役に立ちたいと、感じたことをお伝えしたいと思い筆を取りました。

原発の問題が発生した後、東京の学生時代の知人に電話したところ「福島の原発のおかげで、東京じゃ、計画停電で大迷惑よ!」と、大声で愚痴っていました。そこで、福島原発の電力はすべて、東京をはじめ関東地区で使っているのよ、と言ったところ、「え?ほんとう?」と、疑心あんぎの回答が返ってきました。

高学歴を持つ女性がこのありさま! 何かしなくちゃ、と私の気持ちを後押ししました。
これからお伝えすること、そんなこと知っているわよ、今更何言っているの、とお思いになるかもしれませんが、上に述べた例のごとく、まだまだ勘違いなさっている方もいらっしゃるので、是非、周りの人々にお伝え下さい。
(11日より、2週間、台所の水道をはじめ、洗面所、お手洗い、風呂の水が出ません。顔もあ洗えず、何も洗えません)

ラジオ福島では、11日の震災当日から連日24時間、「頑張ろう福島」を放送しています。その中の幾つかをピックアップしてみます。

1.女子高生のメールです。
東京に避難し、家族と電車に乗りました。私が福島県立○○高校のカバンを持っていたのですが、それを見た女性同士の会話が聞こえてきました。
「福島県の人よあの人。大丈夫かしら放射線!福島県の人はみんな福島県と名札をつければいいんじゃないの」
くやしくて、くやしくて、これが福島原発の電力に頼って生きてきている東京人の言葉かと信じたくない話でした。

2.旅館に避難したかった方が「福島」ということで断られたという話は、新聞でも大きく報道されましたが、これに類した話は山ほどあります。

●福島地域で発電された電気の「総て」は関東・首都圏で利用されています!

福島原発は首都圏の人々の為に建設されたのです。(以前、私は原発反対運動に加わり、署名集めに参加しました)。首都圏の人たちはこれをはっきりと認識して下さい。

首都圏で「放射線が怖いからカッパを買いました。マスクを買いました。とろろ昆布を買いだめしました」と言っている人たちがTVに写っていました。

放射線が怖い?
何キロ離れているの?
じゃあ、私たち福島県民はどうしたらよいの?

あなた方が40年間利用してきた電気を作っていた発電所の為にこういったことが起こったということをあなた方はどこまで認識しているの?

いつでも逃げられるようにガソリン、食料を買いだめ?

あなたたちの買いだめの為に、私たち福島県民はガソリンが無いので逃げたくても逃げられません。救援物資が届かないのです!
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筆者紹介:
筆者(石川洋子)は桜朋会会員。日舞を教えて糊口をしのいでいます。(註:桜朋会は学習院初等科の同期会)。
なお、この「健康で美しく長生きするために」の記者の一人としてボランティア投稿しています。