●ニフティについて思い出すこと。
今朝の日本経済新聞にソニーがニフティを買収するとの記事が載っていた。ニフティもいよいよ富士通系列を離れることになるのか・・・。
ニフティについてはある思い出がある。古い話しである。ニフティサーブ(当時はそう呼んでいた)がまだ半蔵門の東条会館の裏側にオフィスを構えていた頃である。筆者は当時、アメリカの高等教育(大学や大学院)のプログラムを日本に誘致する仕事に携わっていて、その関係の本を実業之日本社から出版した。日本人向けにいろいろの資料を添付したアメリカ大学案内である。2000校近い大学のデータベースともいえるものである。
コンピュータ通信に関心のあった筆者は、このデータをニフティに載せられないかと、ニフティのオフィスを訪ねたのである。ニフティも当時はたいしたことはなく、筆者の話に前向きにのってくれたのである。担当者と何回かの打ち合わせも行った。ところが、幸か不幸か、筆者の関係していたプロジェクトが、NHKに取り上げられたり、新聞にも出たりして、ブームに火がついてしまったのである。ニフティどころではなくなったのである。結局、この話は立ち消えになってしまった。
それから、10年近く経った。アメリカの大学のプロジェクトは人手に渡り、筆者の関与するところではなくなった。
時々、あのとき、アメリカの大学のデータベースをきちんと仕上げていたら、ニフティの発展とともに、日本人に対するアメリカの高等教育のデータベースとしては日本一になったのではないかと、思い出すときがある。
後年、このデータの一部で、「アメリカ留学オンライン」と題するホームページを創り、NEC・マイクロソフト共同のホームページコンテストに応募して大賞を頂いた。
こうした、後ろ向きの思いに浸るときは、人間、あまり先がないそうである。年が改まるとまた一つ年を重ねるような気がする昨今である。続きを読む
今朝の日本経済新聞にソニーがニフティを買収するとの記事が載っていた。ニフティもいよいよ富士通系列を離れることになるのか・・・。
ニフティについてはある思い出がある。古い話しである。ニフティサーブ(当時はそう呼んでいた)がまだ半蔵門の東条会館の裏側にオフィスを構えていた頃である。筆者は当時、アメリカの高等教育(大学や大学院)のプログラムを日本に誘致する仕事に携わっていて、その関係の本を実業之日本社から出版した。日本人向けにいろいろの資料を添付したアメリカ大学案内である。2000校近い大学のデータベースともいえるものである。
コンピュータ通信に関心のあった筆者は、このデータをニフティに載せられないかと、ニフティのオフィスを訪ねたのである。ニフティも当時はたいしたことはなく、筆者の話に前向きにのってくれたのである。担当者と何回かの打ち合わせも行った。ところが、幸か不幸か、筆者の関係していたプロジェクトが、NHKに取り上げられたり、新聞にも出たりして、ブームに火がついてしまったのである。ニフティどころではなくなったのである。結局、この話は立ち消えになってしまった。
それから、10年近く経った。アメリカの大学のプロジェクトは人手に渡り、筆者の関与するところではなくなった。
時々、あのとき、アメリカの大学のデータベースをきちんと仕上げていたら、ニフティの発展とともに、日本人に対するアメリカの高等教育のデータベースとしては日本一になったのではないかと、思い出すときがある。
後年、このデータの一部で、「アメリカ留学オンライン」と題するホームページを創り、NEC・マイクロソフト共同のホームページコンテストに応募して大賞を頂いた。
こうした、後ろ向きの思いに浸るときは、人間、あまり先がないそうである。年が改まるとまた一つ年を重ねるような気がする昨今である。続きを読む