二年間続いてきた作業の延長なのだが、「リニューアル」と改まると何かしなければならないという気持ちにさせられる。「みみずのたわごと」と言う表題については以前紹介したことがあるが、明治、大正の文豪、徳富蘆花の著名な随筆集の表題である。徳富蘆花と言っても知る人は少ないが、不如帰(ほととぎす)の著者である。ますます分からない?? 

どちらかと言えば、国家主義的な考え方に近い蘆花とは、全く相容れないが、「みみずのたわごと」だけは、大正時代に発刊された古い表装のかなり分厚い本を、母が愛読しており、私の記憶から消えることがない。その母が亡くなって、そろそろ40年になる・・・。その母が最近よく会いに来る・・・。
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