第1章 毒性・栄養欠乏食品と日本人

トランス脂肪酸とマクドナルド。元旦の朝日新聞に載った全面広告

2011年元旦の朝日新聞・・・。スポーツ特集はマクドナルドが大スポンサーとして、殆んど全ページに広告が載っています。

僅か数日前、12月26日に、朝日新聞の一面に「トランス脂肪酸含む食品、セブン&アイ全廃方針」の記事が載りました。 マックなどファーストフードは、若干の差異こそあれ、トランス脂肪酸を振りまく元凶として、一般には認識されています。

特にマックは、消費者の健康面に関する取り組みについて、今まで評判が芳しくなかったので、新しい年に当たり、1行でも健康面に関する記載がないだろうかと、全広告に目を通してみましたが、一字一句たりともありませんでした。

マクドナルドは、健康問題を含めて、全世界で一番訴訟が多いファーストフードグループだと言われています。 マックのフライドポテトは殆んど半永久に腐らないという、伝説のような話もあります(下記の雑誌記事参照)。 

mac_friedpotato_sinbun◆あきれ返ったマクドナルド、原田CEOの新年のあいさつ

同新聞に原田CEOの 「さあ、40年を超えていこう」 という、アイサツが載っています。

それを読んで、かなりあきれたので、新年にもかかわらず、この雑文を載せる次第。

「1971年、日本にバンバーガーを誕生させて以来、
マクドナルドが追い求めてきたのは、お客様の期待を超える喜びです。
そのために、私たちは二つのことを大切にしてきました。

一つは、”値段を超える価値” をおとどけすること。
・・・・・・・・・

もう一つは、”べんりさ” で人を笑顔にすること。
・・・・・・・・・」

結局、彼らが追い求めてきたものは「どうして買わせるか」の大号令。

マックがばらまいた、不健康社会と、人体に及ぼす影響は、さまざま論じられ、海外含めて裁判沙汰になっているようですが、臭いものにはフタ。 

ちなみに、マックの、トランス脂肪酸に対するコメント(Yahoo!の知恵袋より):

「日本では栄養表示基準(厚生労働省)や日本食品標準成分表(文部科学省)でもトランス型脂肪酸の取り扱いはないため、 私どももデータを持っておりませんが、トランス型脂肪酸は脂質の成分のひとつであり、栄養成分のひとつである脂質も食全体のバランスで見ることが重要であると考えます。 ・・・・」
他のファーストフードが対策について述べているのに、マックのみは責任を役所に転嫁して、なにもしようとしない。 日本の役所は、こういう企業の言い訳の種に使われているのです。 

これをみても、今回のセブンイレブン系列の決断は立派です。 民間の目先の鋭い人が踏み出さないと、日本と言う国は一歩も先に進まない! セブンイレブンのこの姿勢こそ「大営業」ですよね。 


(念のため) マクドナルドの創業者の藤田田さんに、生前お会いしたことがあります。新宿の本社の下にあるマック店でごマックをご馳走になりました。用件は友人であるアメリカの大学の副学長が、来日の折、お会いしたいと言うので、突然のアポをとり、お尋ねしました。1時間以上にわたり、主に、教育に関するお話をしました。良いお話でした。そんなことから、マックには実は好意を持っていたのです。

お菓子をさっくりと焼き、風味を良くする 「トランス脂肪酸」

mac_trans_fat12月26日の朝日新聞の「トランス脂肪酸含む食品、セブン&アイ全廃方針」は、大きな反響を呼んだようです---朝日の記事を紹介したこのサイトにも、普段の3倍以上のアクセスがあり、反響の大きさを予測できました。


では、このトランス脂肪酸、殆んどの食品に含まれていますので、我々が注意するのは、その含有量の多少によって、留意する以外にありません。
続きを読む

ナポレオン三世が名付け親、危険な毒物「マーガリン」発生の由来。

マーガリンはトランス脂肪酸を含む危険な食品として、スーパーの棚からも、そのうち姿を消すかも知れません。セブンイレブンなどは、トランス脂肪酸を含む食品の取り扱いを全廃しようとしています。

ところで、マーガリンの名前発生の由来ですが、次のような話があります。

napoleon_thirdナポレオン三世が、戦争や革命のため、バター不足になり、その解消のために代替え品を募集し、マーガリンが生まれたのです。マーガリンの語源はギリシャ語で「真珠」を意味するmarganitesだそうです。たぶんその色からつけられたのだろうといわれています。
  

ところが、この「真珠」、名は体をあらわさず、現在ある食品の中で、もっとも危険な食品の一つなのです。

マーガリンはデンマーク、オランダでは発売禁止、ドイツではトランス型と呼ばれる脂肪酸を含むマーガリンを製造禁止にしています。その他の多くの先進国では、「毒物」として扱われています。

日本では、役人が業者とツルンデいるので、国民の健康は例によって後回し。役所と自身の保身にしか関心のないヤクニン共。ギロチン度筆頭といえるでしょう。

「国滅んで、津々浦々にヤクニンの山」(詠み人知らず)。

セブンイレブンなど民間業者の方が、健康問題に対する認識がはるかに進んでいます。情けないことです。

郵便不正事件の検察官の問題など、肝に銘じて、役人の本性を忘れないように。
何の罪もないと知っていても、属する役所や自分らの保身、出世のためには、国民を牢に送り、時には死刑さえもいとわないというのがヤクニンの本性です。こういう人間をどのように取り扱ったら良いと思いますか?


ケンコーコム
あなたの毎日をガードする健康・医薬品12万点!

セブンイレブン系列 「トランス脂肪酸」を含む食品を全廃の方向へ。

12月26日の朝日新聞朝刊に「トランス脂肪酸含む食品、セブン&アイ全廃方針」の記事が一面に載っています(東京版)。

mac_trans_fat01トランス脂肪酸は油の成分の一種。お菓子などに使われるショートニングや、マーガリンに含まれ、悪玉コレステロールを増加させ、動脈硬化や心臓病のリスクを高めるとされています。

このサイトの 「第1章第1項、あなたは朝食に毒物を口にしませんか?」 に、関連情報が載っているのでぜひ参考にして下さい。

最近、マーガリンや菓子メーカーも留意していますので、改善されているようですが、大手のセブンイレブン系列でこのような対策を取るということは、この問題はやはり、いまだに我々の健康問題に大きな影をおとしているということです。上記の記事には、

「トランス脂肪酸を含む商品を原則として売り場に置かない方針を明らかにした。まずはコンビニなどの自主企画商品(プライベートブランド)での全廃を目指す」 とあります。

お菓子に目のない人々、マーガリンがバターよりやすいからといって、多めに使う人達は、注意して下さいね。

トランス脂肪酸の規制などは本来、国がやらなければならないのですが、先進国でなにもやらないのは日本くらいでしょう。国民の健康よりも、メーカー保護、そこに天下っている仲間たちをまず最優先に考えるのが日本の役人たちです。

これからもこの問題、尾を引いて行くと思います。


1-6. 健康の道しるべ、栄養のバランスを考える

この章の冒頭に、マーガリンは毒物であると書きました。  あなたが自分の健康のことを考えるのならば、マーガnutrition03リンをとらないにこしたことはありません。朝食のパンにはバターを控えめにお使い下さい。

 牛乳も日本人の身体に合ったものではないのですから、無理に飲む必要はありません。牛乳イコールカルシウムという図式は、今の栄養学の上では崩れつつあります。

環境汚染は地球規模で私どもに襲いかかっています。しかし、いくら、危険といわれても私たちは地球を離れて生きていくことはできません。  

そして、すべての病気の元凶のような活性酸素。歩いても、走っても、活性酸素は発生してきます。  これらからnutrition05身を守るために、健康に留意する、まず第一に栄養に十分に気をつけなければならないことは理解できると思います。

しかし、栄養をとっていればそれだけで身を守れるのでしょうか。また、栄養をとるとはどういうことなのでしょうか。  

我々の栄養に欠かせないといわれている野菜。この栄養源の元のように考えられている野菜について考えてみましょう。   今の野菜は、いわゆる現代農法という多くの化学肥料の使用によって、野菜が育つ土壌が汚染され、本来あるべき栄養素までが失われてしまっています。それだけでなく人体に害を与える恐れさえあります。  

こういうことは、皆さん既に常識として知っておられます。 そして少しでもこのような危険をさけ、豊富な栄養を得ようと、いま、人々の目は有機栽培に向いています。
 有機栽培は危険な殺虫剤、除草剤といった化学肥料が使われていません。では、豊富な栄養をもった野菜なのでしょうか。

有機栽培による野菜を含め多くの野菜は、マーケットでお客さんの目に触れるときに、最適の状態にするためnutrition02に、成熟前に収穫されることがあります。

これは、成長の最終段階でたくさん増えることの多い、ミネラルやビタミンの量を犠牲にすることになります。  加えてすべての野菜は輸送時間と貯蔵により更に栄養素を減らしていきます。売り手側であれ、家庭であれ、果物と野菜は冷蔵して3日後にはビタミンCの量を大幅に減らし、室温でおけば更に減らすことになります。  

現代の流通機構や家庭においては貯蔵は必要不可欠のことです。このような仕組みの中で、栄養豊富で、害の少ないといわれている有機栽培による野菜でも栄養素を減らして行きます。 

一般の野菜のビタミンCの含有量は昔にくらべると十分の一だといわれています。しかし、それであっても野菜をとらないわけにいきません。ただ、本来あるべき野菜の栄養素は、以上のような状況によって、徹底的に不足してしまっているということを知った上で、とるようにして下さい。

nutrition07そしてストレス。会社で、学校で、家庭で、現代社会では、ストレスに囲まれて生きているとは思いませんか。もっともストレスは、昔もそれなりの状況の中にあって人々の感情を刺激していたに違いありません。どのような原因であれ、ストレスを起こすと、あなたの栄養素、ビタミンC、B、それに亜鉛を減らしていきます。

このように私たちのおかれている環境は、人間が本来必要としている栄養素の質と量を十分にとったり蓄えたりすることが出来ない環境になっているのです。
 そして人生にとって大事なのは、美しく長く生きると云うこと。仮に、80才、90才まで生きたとしても、人に迷惑をかけて生きるのか、自力で生きていけるのか。大事なことだとは思いませんか。

人生の行き方にも質と量があります。質量共に充足して生きるのが理想ではありませんか。  これを満たすためnutrition_balanceの健康を保つには、害となる食物を口に入れず、且つバランスのとれた栄養をとり続けることが大事であり、それらを生活の中に組み入れた、自分の「健康プログラム」を持つようにと、前の項で書きました。  

バランスのとれた栄養を保つための非常に有効な手段−手軽に、安全にそして、経済的負担もそれほど大きくなく手に入れられるのが、サプリメント−栄養補助食品なのです。  

サプリメントは本来、補うという意味です。健康のバランスをとるために足りないところを補うのが栄養補助食品の役目です。  

しかし、21世紀に向けて、「現代の栄養補助食品」は我々の健康について、積極的な役割を果たそうとしています。その「役割」を良く理解して頂くために、栄養についてう少し詳しく、そして、我々を取りまく医療についても考えてみましょう。



(参考資料)

主な野菜の栄養成分
野菜の栄養成分別ランキングトップ10
独立行政法人 国立健康・栄養研究所
栄養調査 情報のひろば
すぐわかる栄養成分ナビゲーター
(財)日本健康・栄養食品協会
食生活と栄養大事典
日本栄養改善学会のページ
栄養・健康 日本医療栄養センター
栄養指導 日本臨床・公衆栄養研究会
財団法人 食生活情報サービスセンター
財団法人 日本食生活協会
ALIC-農畜産業振興機構 野菜の情報
Vegital Information Network
専門家が評価するのはサプリメントクチコミランキング


1-5. 環境問題と活性酸素

私たちの健康に大きな影響を及ぼす、食生活についての常識が崩れつつあることを述べてきましたが、ここからは、他の大きな要素、環境や栄養のことについてお話していきましょう。

environment03人間、生きていく上で空気を吸はないわけにいきません。あなたの周りの環境は、毎朝、胸一杯十分に空気を吸い込める環境でしょうか。

いまや大気汚染は一国だけの問題でなく、地球規模の問題として、人類が足並みをそろえて取り組まなければならない問題になっています。ここでも、企業優先、産業優先の思惑が働いて、人間の健康は二の次になっていることはご存じの通りです。  

排気ガスからの一酸化炭素と鉛。産業廃棄物からの炭化水素汚染物質。更に、水道水もすべてが決して安全なものでなく、土壌も化学物質でおかされています。
 環境汚染の問題はどこでも論じられていますので、あまり深入りはしませんが、やはり、自分の身は自分で守る意識をもつようにしましょう。  

environment04そして、最近よく耳にする活性酸素。この問題については詳しく書かれた専門の書物が多数ありますのでそれらを参考にして下さい。 ただ、活性酸素の問題は、環境問題と同じように、健康についてお話しようとすると避けて通れない問題ですので、皆さんの注意を喚起する意味で簡単に触れておきます。

通常の酸素にくらべて非常に科学反応を起こしやすい酸素のことのこと活性酸素といいます。  皆さんも鉄を大気中にさらしておくとさびてしまうのは良く経験するところです。もっと身近なところでは、リンゴを半分に切っておいておくと間もなく切り口が赤みを帯びてきます。これは空気中の酸素によってリンゴの表面が酸化したからなのです。

active_oxygen01活性酸素が発生するメカニズムを簡単に書いてみます。原子、電子などどいう単語が出てきますが、ちょっとだけおつき合い下さい。  活性酸素の酸化作用は、原子核の周りを回っている電子が非常に不安定な状態になっているか、あるいは電子が足りない状態になって起こります。

ですから、周りにあるものすべてから電子を奪ったり、水素などと結びついて、自分は安定しようとします。  これと同じことが、私たちのからだの中で起こったらどうなるのでしょう。ちょっと箇条書きにしてみましょう。

●活性酸素は周りにあるものから電子や水素を奪って安定しようとし、細胞膜の脂肪酸を攻撃することも起きてきます。

active_oxygen●そして細胞膜を作っている脂肪酸から水素イオンを奪って安定しようとします。

●これで終われば良いのですが、水素をとられた脂肪酸は脂質過酸化ラジカルという活性酸素に変化してしまいます。

●そして、今度は自らが安定するためにとなりの脂肪酸から水素を奪います。

●奪われた脂肪酸は水素が足りなくなるために、さらにとなりの脂肪酸から水素を奪います。

●この繰り返しがどんどん起こり、ひとつの活性酸素がまわりの脂肪酸に影響を与えていくのです。  

●こうして水素のやりとりをしているうちに、脂肪酸は構造が変化して過酸化脂質になり、細胞膜もボロボロになり、細胞膜としての働きができなくなります。

stress 細胞膜は細胞にとって大事なものでバクテリアやウイルス、発ガン物質など不要なものの進入を防ぎ、酸素やビタミン・ミネラルなどの栄養素など必要なものは取り入れる働きをします。この働きができなくなるとひどい場合には細胞はガン化して死んでしまいます。 

現代の医学ではガンの原因を解明したわけではありませんが、一番有力な説とされているのが活性酸素です。  では活性酸素を発生させなければ良いではないかと誰でも考えますが、これは不可能なのです。人体は活性酸素をわざと発生させ、その特性を有効に使っているのです。  

stress02活性酸素は運動したとき、アルコールを飲んだとき、ストレスを感じたとき、体内に入る化学物質から、そして紫外線や放射線を浴びたときなど、生きていく環境のあらゆる時に発生します。

では発生した活性酸素を消すのにはどうしたらよいのでしょう。現在わかっている抗酸化物質は150種類以上あります。ベータカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEなどは抗酸化ビタミンといわれ、亜鉛、銅、マンガン、セレニウム、鉄などは抗酸化ミネラルといわれています。

活性酸素が発生しやすい環境にいる人たちはこうしたビタミン、ミネラルなどの栄養素をとることは欠かせません。  ビタミン、ミネラルは足りないところを補う程度にとっておけば良いというのが、現在の栄養学の一般的なactive_oxygen02考え方ですが、実は、ビタミン、ミネラルでガンや他の病気を予防することができるという考えもあるのです(ジョナサン・ライト博士の「生化学栄養療法」)。  

活性酸素が引き起こすと考えられる病気には、ガンの他に、 脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー、糖尿病、ぜんそく、リウマチ、白内障などがあります。この病気の多さに驚きませんか。  これらの病気は起こってしまっては治療に大変です。では、積極的な予防にはどうしたらよいのでしょう。


(参考資料)

地球環境(外務省)
地球環境センターホームページ
地球環境NGO FtE Japan
地球環境と大気汚染を考える全国市民会議
環境ビジネス情報サイト
環境と活性酸素・環境goo
活性酸素 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
活性酸素とストレス、ガンなど
活性酸素は老化に関係ないとの説
stress01

1-4. 牛乳を飲んで下痢をするのは何故でしょう

マーガリンは西洋からやってきた食品で、健康に良くない危険食品だという話をしました。ここでは、やはり西洋からやってきた食品で、健康食品の代名詞のようにいわれている牛乳についてちょっとお話をしましょう。  

よく、牛乳が身体に合わないという話を聞きます。こういう、筆者も牛乳をのむと下痢気味になります。牛乳を飲milk05むのはカルシウムをとるためですね。しかし、飲んだら下痢をしてしまうのではカルシウムをとったことにはなりません。 

明治の文明開化以来、日本人は西洋の文明を取り入れるのに一生懸命でしたが、食生活もそうでした。ビフテキ、チーズ、ハム、牛乳などなど。肉食文化の人種は、消化の悪い肉を体内に長く残さないため、腸が短くできており、また牛乳を飲むことによって便通を良くしようとしました。  

しかし、千数百年も穀物文化で生きたきた日本人は腸が長くなっています。穀物は消化も良く便通にも困難を感じません。日本人の身体はもともと肉食系の文化には適していないのです。  

宝膳続きを読む

1-3. 日本の常識は世界の非常識

世界の多くのマーケットで毒物とされているのに、日本では大きな顔をしているマーガリン。そして、マーガリンと同種のものにショートニング*があります。

shorteningショートニングは値段が安いので、いろいろな加工食品に使われます。クッキー、クラッカー、パン、ケーキ、チョコレート、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレー、インスタントラーメンなどです。ほとんどの人は一日に一回くらいは自然に存在しない脂肪酸−トランス型脂肪酸を取り入れています。  

ある研究では、フライドポテト一人前に8グラムのトランス型脂肪酸が含まれているそうです。

20世紀はじめには人間の体内に存在しなかったトランス型脂肪酸ですが、今では、日本人の皮下脂肪中の約4%に達しているそうです。  また、缶入りの紅花油やコーン油などの植物油も、それが高温で処理されている場合、その一部はトランス型脂肪酸に変性するので、植物油自身も危険なのです。

fried_potatoマーガリンを加熱料理に使用するのは、トランス型脂肪酸を一層増加させることになり危険きわまりない行為です。  

アメリカでは1992年、ニューヨークタイムズに、「マーガリンは、飽和脂肪酸と同じようにコレステロール値を高くし、心臓病の原因になりうる」という、アメリカ農務省の見解が発表されました。  

フィンランドでの調査もあります。1200人を対照に15年間追跡調査を行った疫学研究によると、ソフトマーガリンを多量にとったグループは、とらなかったグループと比較すると、死亡率で1.4倍、心臓病で2.4倍になったのです。  

また、最近出てきたものに、不飽和脂肪酸のアンバランスの問題があります。不飽和脂肪酸は青魚や亜麻仁油に含まれるオメガ3系**と、リノール酸や紅花油など市販の植物油に多いオメガ6系***に分けられます。

本来ならば、この摂取比率は一対一が適当なのですが、揚げ物やドレッシングでリノール酸を取りすぎ、オメガ6系の比率が、オメガ3系の十倍から百倍という異常な比率になっており、アレルギーや心臓病の原因になっているのではないかといわれています。 

このように現代人の食生活は、毒物の体内への進入だけでなく、栄養素間に大きなアンバランスが起こっているのです。このアンバランスを正常に戻す食事を心がけるというのは大変なことです。また、食事だけで栄養素が十分に取れるものではありません。バランスをとり、健康な生活をするにはどうしたら良いのでしょうか。

予防医学では、例えば、たばこは吸うな、酒は飲むなと「してはいけない」ことをいろいろといっております。もちろfried_potato01んこれは守らねばいけませんが、もっと大事なことは、自分自身の「健康プログラム」を作り、積極的に参加することです。

「健康プログラム」とは、正しい食生活を心がけ、体内に毒性の食べ物を入れないようし、不足している栄養を補給し、適度の運動をすることなどを基本としたものです。

*ショートニング:食用加工あぶらの一種。もとラードの代用品としてつくられました。

**オメガ3系:必須脂肪酸の一つで、オメガ3の脂肪酸は脳の機能、免疫機能、幼児や青少年の発育にも関係していると見られています。これが不足すると、アレルギー性の皮膚疾患、耳、鼻、のどなどの慢性的感染症にかかりやすくなります。最近の研究では妊娠中のオメガ3の不足は、生まれた子供の発育に影響するとされています。青魚、亜麻仁油などに多く含まれています。

***オメガ6系:必須脂肪酸のひとつで、必要な脂肪酸なのですが、リノール酸、紅花油など市販の植物油に含まれているため、現代人は非常に多く取る機会に恵まれています。むしろ取りすぎることにより、オメガ3系とのバランスが崩れ(一対一が望ましい)問題になっていることは本文に書いた通りです。



(参考資料)

ショートニング  (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
マーガリン・ショートニングは日本以外では禁止または制限
日本マーガリン工業界ホームページ --マーガリンで豊かな生活を!
マーガリン・精製油・オメガ6系リノール酸の恐怖


1-2.マーガリンはどうして毒物なの?

マーガリンがあなたの健康を大いに損なうという話をするには、少し、化学の話をしなければなりませんが、退屈だと思われる方もおられので、話を簡単に進めます。
もう少し詳しく知りたい方は、後段の“註”をご覧下さい。  

さて、マーガリンは自然に存在する脂肪酸を原料のひとつとして作りますが、その製造の過程margarine01で、脂肪酸が、“自然に存在しない”脂肪酸に変わってしまうのです。この自然に存在しない脂肪酸のことをトランス型脂肪酸といいます。  

マーガリンはもとが植物油でも、その油の性質が自然には存在しないタイプのものに変わってしまうのです。そして、このトランス型脂肪酸が危険きわまりない脂肪酸なのです。


脂肪には、細胞膜の材料となる油に溶けやすい栄養素(ビタミンAやEなど)を吸収したり、エネルギー源や体脂肪になる働きがあります。  しかし、自然に存在しない脂肪−トランス型脂肪酸を材料につくられた細胞膜は非常にヤワにできていて、有害な物質を細胞の中に簡単に通してしまうのです。


有害な物質が細胞に入るので、結局、

・ 心臓病、アレルギー、ガンなどの病気になったり、悪化する可能性が高くなります。


fatty_acid・ 必須脂肪酸**としての働きをしないため、生体膜の材料にも体内で有用なホルモンにもならず、体外に出るときに、大量のビタミンとミネラルを消耗するだけの有害物質なのです。   

また、クローン病という、腸の壁に潰瘍(かいよう)が出来てきて、腸のくだの細胞をこわす、原因不明の病気があります。実は、この自然に存在しない脂肪酸−トランス型脂肪酸が原因ではないかと云われているのです。  

マーガリンの害が最初に指摘されたのは、旧西ドイツで、マーガリンの発売開始時期と、地域と、このクローン病患者の出現時期とが、一致したからなのです。その因果関係を疑われるれと、原因がマーガリンと決まったわけではないのですが、西ドイツでは大事をとってマーガリンを製造禁止にしてしまいました。

(註)  天然に存在する油脂は、脂肪酸とグリセリンの化合物です。

脂肪酸には2種類あります。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。  不飽和脂肪酸は一般に液状であり(ダイズ、ナタネ、ベニハナなどの植物に含まれます)、飽和脂肪酸は固形状です(バターなどに含まれる)。

fatty_acid02この不飽和脂肪酸に水素を加えると、炭素と水素が結合したかたちになって、固体化され、飽和脂肪酸になります。これに乳化剤と水を加えて急冷したのがマーガリンです。  

ですから、マーガリンもバターと同じ、飽和脂肪酸なのです。しかし、バターは乳脂肪を発酵して造りますので、自然食品ということが出来ますが、マーガリンは水素による化学処理を行っているので、自然食品とは呼べません。

もとは、植物油であっても、その性質はすべて失われ、自然には存在しないものに変化してしまっているのです。

このように、脂肪酸には、自然に存在するものと、自然に存在しないものの二つがあります*。

後者をトランス型脂肪酸といいます。  

*自然に存在する脂肪酸はその分子の結合が、「シス型」と呼ばれる立体構造をしているのですが、マーガリンのように、水素添加したものは、自然には存在しない「トランス型」という立体構造をしています。この「トランス型脂肪酸」が危険なのです。

**人間など、哺乳類のからだの中で作ることができず、食べ物などから取る必要がある脂肪酸。



(参考資料)

(前ページ「朝食に毒物」も参考にしてください)

脂肪酸 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
欧州安全食品機関 (EU、040930) トランス型脂肪酸に関する見解
米国食品医薬品安全局(FDA) がトランス型脂肪酸の食品ラベル表示を決定
(マーガリンは有害なトランス型脂肪酸)

1-1. あなたは、朝食に「毒物」を口にしていませんか

宝膳
朝がスッキリ! スッキリと美容にも! 「えがおの発酵熟成宝膳」

あなたは朝食になにを召し上がりますか? パンにコーヒー? のりに納豆? どちらも朝食の代名詞ですね。自分の好みのもので1日の始まりにしたいですね。

breakfast
しかし、あなたが、パンにマーガリンをつけるとなると、様子が変わってきます。  マーガリンはバターの代替え品として非常に多く使われています。第一値段が安い。バターの半値くらいで買えます。


冷蔵庫に入れておいても固くならないから使い勝手がよい。原料がコーン油や紅花油といった植物の油だからバターより健康に良い…???。  

バターは、消化吸収のよい乳脂肪を80%以上含んでおり、ビタミンAも含んでいて、栄養価の高い食品ですね。しかし、バターに含まれる脂肪が太る原因になったり、コレステロールを増やすと云われています。

これに対しマーガリンは「低カロリー」「健康食品」だと、メーカーは宣伝し、多くの人々もそう思って使っています。  マーガリンは19世紀半ば、1869年にフランスの化学者、イッポリト・メージューリエによって考案されました。
breakfast01
ナポレオン三世が、戦争や革命のため、バター不足になり、その解消のために代替え品を募集し、マーガリンが生まれたのです。マーガリンの語源はギリシャ語で「真珠」を意味するmarganitesだそうです。たぶんその色からつけられたのだろうといわれています。  

ところが、この「真珠」、名は体をあらわさず、現在ある食品の中で、もっとも危険な食品の一つなのです。

マーガリンはデンマーク、オランダでは発売禁止、ドイツでは次の項に出る、トランス型と呼ばれる脂肪酸を含むマーガリンを製造禁止にしています。その他の多くの先進国では、「毒物」として扱われています。

margarine_butter01タバコと同じように食べるに当たっては注意しなさいというわけです。日本はそのような注意事項もなく、なぜか大手を振ってスーパーの乳製品売場の大半を占めています。

危険だといわれ、健康に良くないといわれる食品が、日本ではなぜ、たくさん売られているのでしょう。もちろん、食品を管理する厚生省が危険だと認めていないからです。

なぜでしょう?メーカの顔ぶれをご覧なさい。M、もうひとつのM,Yなどなど…。いずれも食品業界の大物です。ご存じのように、日本のお役所の方々は大きなメーカーとは非常に仲が良いのです。  

私たちが生きて行くのに一番大切な「健康」の問題なのに、お役所はなかなか私たちの方を向こうとはしていません。お役人は管轄する産業に寛大であって、国民は二の次のようです。

ここで何を云おうとしているのかというと、この国では、皆さん自身が健康に対する正しい知識を身につけてぜひ、安全に心がけて下さいということです。国はあなたの身を守ってくれようとはしていません。



連日メディアで話題。バター、マーガリン、ショートニングをすべてカット! ミドリムシクッキースリム
ミドリムシクッキースリム




 




(参考資料)

マーガリン (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
トランス脂肪酸 (厚生労働省資料)
トランス脂肪酸(マーガリン等)の危険性
マーガリンのトランス脂肪酸が痴呆の引き金に
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸に暗雲がまた一つ(MedWave)
植物連鎖の汚染   不健康食品が病気を造る  医療殺戮より
トランス脂肪酸が含まれる硬化植物油の使用禁止をアメリカの消費者団体が、FDAに訴える。
健康を守るトランス脂肪酸対策

運営者プロフィール
日刊 「脱原発新聞」 発刊中 ご覧下さい!
日刊 「ネコ新聞」 発刊中 ご覧下さい!
健康サンダル特集
・健康サンダル
・健康サンダルを履き続けて6年
・京都大学と共同研究
・健康サンダルの種類

(以上、漸次作成中)
健康で美しく長生きするために 目次

第1章 毒性・栄養欠乏食品と日本人

1.朝食に「毒物」を口にしていませんか?
2.マーガリンはどうして毒物なの?
3.日本の常識は世界の非常識
4.牛乳を飲んで下痢をしませんか?
5.私たちを取り巻く環境と活性酸素
6.健康の道しるべ、栄養のバランスを考える

第2章 栄養素の基礎知識

1.2万7千人を殺した森鴎外
2.メリル・ストリーブ主演「西洋医学と栄養療法」
3. バランスの取れた栄養とは
4.栄養素の基礎知識 その1 3大栄養素
5.栄養素の基礎知識 その2 ビタミン
6.栄養素の基礎知識 その3 ミネラル
7.栄養素の基礎知識 その4 食物繊維

第3章 東洋医学と漢方薬

1.東洋医学の基礎知識
2.西洋医学と東洋医学の違い
3.漢方薬、生薬そして民間薬とは?
4.漢方薬とエキス剤そして西洋薬との違い

第4章 日本の医療の現状とヘルスメディケーション(自己治療)の普及

1.上がり続ける医療費が国を破産させます
2.病院、医院と医療現場
3.漢方などの代替え医療
4.医薬分業と薬局-セルフメディケーション
5.「街の健康コンサルタント」としての薬屋さん
6. 生命保険業界と栄養補助食品--半病人でもOK

第5章 生活習慣病とサプリメント

1.生活習慣病と危険因子-7つの健康習慣
2.歯周病も生活習慣病の1つ
3.サプリメントで栄養バランスを保つ
4.「正しい栄養補助食品」とは

Categories-カテゴリー
ブログトピックス
アフィリエイト・ポータルネット
タグクラウド
加齢臭・体臭特集

PR--------------
加齢によるニオイを
予防し、対策を!

加齢臭・体臭特集


体臭・ニオイ予防と対策をあなたに 加齢臭コム
【柿渋石鹸No.1】
ライブラ柿渋石鹸
体臭・ニオイ予防と対策をあなたに 加齢臭コム
【山本モナ愛用】
ビューティローズ
クリスタル50粒
体臭・ニオイ予防と対策をあなたに 加齢臭コム
【加齢臭&脱毛予防】
フォーミュラB
シャンプー 240ml
livedoor 天気
QRコード
QRコード
日刊 「メタボとダイエット」 発刊中
日刊 「自然エネルギー Daily News」発刊中
日刊 「Facebook ページ 情報」 発刊中
  • ライブドアブログ