第4章 ヘルスメディケーションの普及

4-6.生命保険業界と栄養補助食品。「半病人」でもOKの生命保険

seimei_hoken_asuno_mikata次の第5章で詳しく触れますが、いま、医薬品や栄養補助食品の規制緩和が進められています。コンビニでドリンク剤が飲めるようになったのもそのひとつです。この規制緩和により、生命保険に入れるか入れないかのボーダーラインにいる人々が、ある種の医薬品や栄養補助食品の大きなターゲットなろうとしています。

 ご承知のように、生命保険に入ろうとすると、いろいろの基準があって、それをクリアしないと入ることができません。

 生保レディーの方々にとって、ボーダーラインにいるお客様が、基準をクリアし、「健康な」身体になって下されば、即、ビジネスにつながります。
 このような「マーケット」について、少し触れて見たいと思います。
 
 ここに、明治安田生命が新しく売り出した、特に、高血圧と糖尿病の人たちに焦点をしぼった商品があります。それに「契約出来ない範囲」というのがあります。同社のホームページに記載されているものですが、引用させていただきます。
「・現在入院中の方、また医師から即時入院を勧められている方

 ・過去1年以内に高血圧症、糖尿病で入院経験のある方(教育入院は除きます)

 ・5年以内に2回以上高血圧症、糖尿病で入院経験のある方(教育入院を除きます)。教育入院とは、糖尿病とはどんな病気かを知ってもらい、正しい食事療法や運動療法を身につけてもらうための研修をいいます。通常1〜2週間です。」

 次に、「大型保証がご準備いただけます」として、契約可能な範囲を次のようにあげています。
「・通院治療によって:
 −合併症がなく、血圧値のコントロールが良好な高血圧症の方。
 −合併症がなく、血糖値コントロールが良好な糖尿病の方。  

  ただし、インスリン治療中の場合は特約の付加はできません。」

「健康な人は入れない」生命保険
 今までは、高血圧、糖尿病の方々は、程度にもよりますが、保険対象から外されることが多かったのですか、「健康の人は入れない」この病気に的をしぼった商品が出てきました。

 「健康の人は入れない」、すなわち、「半病人は入れる」といいうことは、非常に意味が大きいのです。「優れた」栄養補助食品にとって、「半病人」は最大のマーケットのひとつだからです。 

 健康な人はもちろんのこと「健康でない半病人」は、生保レディーにとっては、大事なお客様です。彼女らがお客様の健康管理のよきアドバイザーとして、「何かしてあげる」ことによって、お客様は健康を取り戻し、そして「マーケット」が生まれてきます。 

 この「何かしてあげる」ことが、可能になりつつあります。いままでは、医者の世話になっていた人々が、「優れた」栄養補助食品によって、健康体になる可能性が出てきたのです。

 医者の世話になれば、当然、国の保険医療費を引き上げます。そればかりではなく、本人にとっては副作用の問題もでてきます。

 先に挙げた調剤薬局や、生保レディに代表される生命保険業界は、「優れた」栄養補助食品にとっては、非常に魅力的なマーケットです。

これらのマーケットに本格的にアプローチしていくには、まだまだ研究しなければならない問題がたくさんあるでしょう。しかし、「優れた」栄養補助食品は、「新しいマーケット」に浸透できる力をもっていることを知って下さい。

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4-5. 「街の健康コンサルタント」としての薬やさん

kusuriyasan ドラッグストアの普及により、いままでの調剤薬局と呼ばれる薬やさんの経営危機は、前項で触れました。しかし、この業界に新しい流れが起ころうとしています。原因は;

・ 厚生省の「病院離れ」政策、

・ 少しの病気は自分で治すセルフメディケーションの普及、

・ 病気にならないようにする「生活習慣」を、人々が身につけようとしている、

・ 高年齢化にともなう、「介護・在宅サービス」の普及

 これらをとりまとめて、薬やさんが「街の健康コンサルタント」になろうとする動きが始まっているのです。
 医薬分業による「調剤ビジネス」を中心にして、国民の病院離れを、専門の知識を生かして、病院の代わりに受け止めて行こうという発想です。「健康・栄養・介護」などをひとまとめにして相談に応じます、という行き方です。

調剤師のいるのが薬局、いないのが薬店
 ちなみに、薬剤師がいて、くすりの調剤をすることができるのが薬局で、調剤を行えない薬やさんを薬店と呼びます。

 この医者の処方箋を受けて、調剤を行える薬局が、1991年に17,000店であったのが、1995年には25,000店になっているのです(反面、薬店の数は減っています)。 2007年3 月現在、51,952と言われています。

 これは、薬局の専門性を生かした、特に「介護・在宅サービス」などを視野に入れた「街の健康コンサルタント」のサテライト基地として、その将来性を見込んだ大手ドラッグストアや大手商社の参入があるのです。

 住友商事(住友リテイルストアズ)、三井物産(アインメディカルシステムズ)などがあります。

 これらの「薬局」では、調合薬や、健康食品は勿論のこと、患者用の杖や、歩行補助器や、ベットまで扱おうとしています。また、在宅医療に必要な注射液や医薬品の宅配を行ったり、看護婦などの派遣も行っています。

 このように、街の薬やさんを含めた私たちの身近な医薬品関係のマーケットが変わろうとしています。
 ここで、「マーケット」という言葉を使いましたが、マーケットにはふたつの意味が込められています。

・ひとつは、業界のマーケット規模といったような使い方。例えば、栄養補助食品のマーケットが七千億円といった使い方です。

・もうひとつは、栄養補助食品をビジネスとして扱おうという方々から見たマーケット。
 この章では、街の調剤薬局をとりあげて、説明しました。栄養補助食品をビジネスとして扱おうという人々にとって、将来非常に大きなマーケットになる可能性があるからです。よく、その実状を知っておいて頂きたいのです。

 この意味で、もうひとつ、見落とせないマーケットがあります。生命保険業界です。

(参考資料)
■2009年の健康関連食品5分野の市場規模(出荷額ベース)は以下のように見込まれます。
・健康食品(主要健康素材61品目) :6,592億4,000万円 (前年比 95.9%)
・特別用途食品 :521億3,900万円 (前年比 95.0%)
・特定保健用食品 :4,074億円(前年比100.5%)
・栄養機能食品 :3,495億円(前年比104.2%)
・健康志向食品:2兆8,220億2,000万円(前年比102.1%)

■2006年の健康食品(サプリメントなど)の市場規模は、7,167億3,000万円(前年比96.9%)と弊社が健康食品に関する調査を開始した1991年以降では初めて前年実績を下回りました。
 そして、2007年は7,076億8,500万円(98.7%)で、2008年は6,871億4,000万円(97.1%)と3年連続で前年割れとなりました。このマイナス要因は主に、以下のとおりです。
 (1)健康食品業界に対する表示・販売規制などの法規制強化。
 (2)"マスコミ発のヒット素材・商品"が生まれなくなっている。
 (3)他の健康関連食品(特定保健用食品、栄養機能食品、特別用途食品、健康志向食品)との競合が激化。
 (4)消費者の節約志向や低価格志向が高まっている。

(調査結果は戦略企画が発刊した市場調査レポート「健康関連食品の現状と将来展望 2009年7月」による)



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4-4.  医薬分業と薬局--セルフメディケーション(自己治療)

iyaku_bungyou日本における医薬分業の実施率−院外処方箋の発行率は約30%に近く、「分業先進地帯」の九州では50%弱です。2010年までに全国で85%までに進むと予測されています。(2015年で約70%に達しており、これで頭打ちかという意見もあります)

 くすりを調合するお薬やさん、いわゆる院外処方箋のマーケットは現在1兆円といわれ、大衆薬(風邪薬や胃腸薬など薬局・薬店で自由に買えるくすり)市場の7500億円を上回っています。流通小売業にとって「調剤ビジネスを含めたくすり」は、今世紀最後の大型商品だといわれています(晴田エミ著「医薬品業界」による。かんき出版)。

 なぜ、薬品業界、特にお薬やさんのことに触れるかというと、この本では、薬局のことが今後大きな話題の一つとして取り上げられていきます。そこで、普段、私どもが接していて、実際はあまり知らないお薬やさんについて触れておきます。

 ここでいうお薬やさんは、街のドラッグストアでなく、くすりを調合する資格をもった、調剤薬局のことです。これらの薬やさんと現在おかれている状況を紹介しておこうと思います。

 いま街の盛り場を歩くといわゆるドラッグストアといわれる大衆薬と化粧品の安売りやさんが軒を並べています。「まつもときよし」などが最大手のひとつです。消費者にとっては非常にありがたい存在なのですが、わりを食ったのは、いままでの普通のお薬やさんです。安売りのチェーン店には対抗できずに苦しい経営を強いられています。

 このような調剤薬局の生き延びていく道の一つが、「街の健康コンサルタント」としての行き方です。

 少し、バックグラウンドを説明しておきましょう。

セルフメディケーション(自己治療)とは
 まず、第一が保険医療費の高騰です。ねを上げた厚生労働省は、健康保険の改正を含め、いろいろな手段をこうじて、国民の病院離れ、保険離れを進めようと考えています。そこで考え出されたのが、「セルフメディケーション(自己治療)」という、振興策です。

これは、「軽い病気は医者にかからずに、大衆薬を買って自分で治して下さい」というやりかたです。この「軽い病気−軽医療」の医療費が保健医療の四分の一を占めているといわれ、厚生労働省はこれを何とか減らしたいのです。

 いままではほんのちょっとした病気でも、病院の保険治療のくすりの方が効き目があり、保険がきくといいうので、みんな病院へ行ってくすりをもらっていました。

日本人のかなりの人たちが 「ちょっと病院へ行ってくすりをもらってくる」 という云い方をしています。本来ならば治療を受けに行くべき場所に、「くすりをもらいに行く」という習慣がしみついているのです。この習慣を、厚生労働省は変えようとして、「セルフメディケーション」なる考えを普及させようとしています。

selfmedication そのひとつが、今まで、病院でしか出していなかった、効き目の鋭いくすりも街の薬やさんで買えるようにしようすることです。その例に山之内製薬の「ガスター10」などをはじめとする胃腸薬があります。この中に含まれているH2ブロッカーという成分は「胃潰瘍を手術いらずで治す」ということで「ドクターキラー」とまで云われた世界でもベストセラーのくすりです。

 これとある意味では対極にあるのが、生活習慣病の呼び名によって、国民の生活習慣を変え、病院離れ、薬離れを押し進めるやりかたです。生活習慣病については第5章を参照していただきたいのですが、厚生労働省としては、

・いままで、病院でしか出さなかったくすりを街の薬やさんで買えるようにして、国民の病院離れを促す。

・国民の生活習慣を変えることにより、すなわち健康への関心を持ってもらうことにより、病院離れを促す。
このような政策をとっているのです。

 すこし、遠回りをしましたが、次に「街のコンサルタントとしての薬やさん」の話に入ります。
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4-3.漢方などの代替医療について

最近やっと、代替医療が真剣に取り上げられるようになりました。代替医療とは、現在主流になっている西洋医学以外の医療で補完医療ともいわれます。

花・香草などの香りをかいでストレスを軽減し、心身の健康をはかるアロマセラピー、鍼、灸、マッサージ、漢方医学などが含まれています。

(代替医療の一部。参考資料)
マッサージ機器は、こちらでご覧いただけます。
癒し用商品はこちらから。殆んどの癒し用品があります。
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代替医療が真剣に検討始められてきた背景

VR_076 こうした医療に関心が寄せられるようになった背景には次のような事情があります。

・エイズや進行ガンのように現代医学がほとんど役に立たない病気があり、くすりの副作用も多発し、また、専門的に分化しすぎて人間全体にたいする医療ができなくなっている。

・いまの西洋医学が対症療法―病気になった人間を対象としているのに対して、心身のバランスを整え、免疫力を強化して、病気にならない工夫をする必要がある。

 ただ、科学的根拠に乏しいとか、資格制度や、教育機関など、いろいろな問題を抱えているのは事実です。しかし、医療費の高騰が深刻な問題になっている中で、その解決策として期待されています。

代替医療が盛んなアメリカ
 なお、アメリカでは、1992年に米国立保険研究所のなかに、代替医療局が設けられました。同じ時期に、ハーバード大学、コロンビア大学、カリフォルニア大学、テキサス大学などの有名大学に、代替え医療の研究・教育部門ができました。現在では40以上の大学に、このようなリサーチセンターが開設されています。

 そして、1998年11月、アメリカ医師会が発行する著名な雑誌類が、いっせいに補完・代替医療の特集号を組みました。科学的現代医療以外は認めなかったアメリカ医師会の変わりぶりに、世界の医療関係者は大きな衝撃を受けたのです*。

 aroma_cerapy欧米では、代替医療の有効性と安全性を国をあげて本気で検討しようとしています。日本の医療関係者も無関心ではいられないはずです。

 代替医療と、予防医学は車の両輪のようなものです。特に保険医療費の高騰が国の財政事情を危うくする現状においては、積極的な活用が待たれます。

予防医学と栄養学
 ところで、予防医学の中心のひとつは栄養学なのですが、日本には栄養士の資格制度があるように、栄養は医師の領域ではないことになっています。人間の身体を診る診療に栄養の問題が大事なのは常識のように思われますが、医科大学では栄養は殆ど教えません(  ページ参照)。

また、食べ物を改善すれば治ることが分かっていても、それは、治療にはならないので、歓迎されません。お医者さんがくすりを出す代わりに「レバーを食べたらよいですよ」といっても、一銭にもなりません。

 病院側、患者側、双方の薬漬け体質から抜け出すために、その一つとして、厚生労働省は医薬分業を強力にすすめています。

 大きな病院はともかくとして、普通のお医者さんがくすりを出すとなると、くすりのストックを置かなければなりません。それを調合する薬剤師も必要です。結構大変な経費がかかるのです。この経費を補ってあまりある病人と売上が必要になります。薬漬け体質を助長する原因でした。

 医薬分業のかけ声と共に始まった、お医者さんの処方箋料は最初一枚200円でした。これでは、お医者さんがくすりを出していた方が儲かるということで、医薬分業はあまり進みませんでした。そこで、500円に値上げしました。平成22年現在は68点です(680円)。 20人に出せば13,600円です。処方を一枚書いてこの金額ですから、くすりを置く経費よりも良いだろということで、お医者さんの「くすり離れ」が進んでいきました。

 いずれにせよ、このようなさまざまの医療体系の欠陥が保健医療費の増大になり、いま体質改善をせまられようとしています。

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4-2. 病院・医院と医療現場

doctor_kanjya3 病院や医院、あるいはお医者さんというのは、病人を診て貰うところですね。最近では、健康保険のおかげで、少し風邪を引いたといってはお医者さん、からだがだるいといってはお医者さん、と気軽に医院に行く人が多くなっています。これが国民医療費を引き上げているわけですが、日本国民のくすり好きにも原因があるようです。

 お医者さんに行った場合に私たちが経験するのが、良くいわれる「3時間待ちの3分診療」です。これは日本の医療制度からきているわけです。

3分で診察しようが1時間かけて診ようが、料金は同じです。初診は初診、再診は再診、その分しかもらえません。初診は2095円、再診は530円です。また、新米の医者が診ようと、ベテランのお医者さんが診ようとお値段は一緒です。おかしな話で、これがお医者さんの間では不満のタネになってわけです。

註:平成22年度の初診料、再診料については、こちらをご覧ください。点数で明示されています。診察の内容の指針もあります。

 このような現状では、収入を上げようと思えば、工場の大量生産と同じで流れ作業で数をこなすしかありません。

筆者のベルギーに於ける診療体験

brusseles01 日本の3分診療との比較のために、欧米での例を挙げてみたいと思います。これは筆者自身の体験です。場所はベルギーのブリュッセルです。

 風邪を引いても、医者の診断書なしで買えるのはアスピリン程度なので、近所の医者にかかろうと思いました。電話で予約が必要だということを聞いていたので、予約を入れました。よほどの急患でない限り、日本のように飛び込みでは診てくれません。

 次の日、予約の時間に医院に行きました。その時間の予約は私一人なので、患者は私だけです。

 ところが、初診ということもあり、いろいろなことを聞くのです。過去の病状はもちろんですが、父のこと、母のこと、兄弟のことなど、とにかく質問の多さに驚きました。

そして、ベットに寝かせられ、胸に聴診器をあてられたのは、先生の前に座ってから、なんと1時間近くたってからです。結局、診察に1時間30分を費やしたのです。日本の診療に慣れきっている私は、そのときは、なんと愚図な医者だろうと思いました。しかし、これがいわゆる「診察」なのですね。

 その医者は、ご婦人が行くと、内科なのに、時には婦人科の方までみると、少し誇張されたような話が伝わっていましたが、病気の発生は本人がおなかだと思っても実際には身体全体の不調からきているわけですから、当然、そのようなこともあり得るのかも知れません。

brusseles02 ところが、日本の診療所の医者は1人5分、1日に64人の患者を診るといわれています(浅間郁太郎著「栄養生化学療法とサプリメント」)。診察でなく、まさに流れ作業です。

 今は、医薬分業の姿勢がかなり浸透してきているようですが、大きな私立病院では、分業とはいえ、自前の薬局を病院の近所に構えていて、かたちだけの医薬分業がかなり行われています。

 くすりは、「薬価基準」で決められいるのですが、実際は、製薬会社が大きく値引きをしますので、病院側の大きな収入源になっています。上述の浅間郁太郎氏は次のように書いています。

エイズで問題になった「濃縮血液製剤の場合、薬価は1本2万4千円。一回の投与で平均3本使用しますが、メーカーは半額で病院に納めるといいます。薬価差益は50パーセント。患者を100人集めれば大学病院の経営は安泰といわれます。これでは非加熱製剤の使用を止められなかったはずです」

 このように、病院は患者をくすり付けにして、営業をやっているわけです。

 私に薬局を経営している友人がいます。一緒に酒を飲むと、「お客さんにくすりを渡すときに、“お大事に”といって、渡しているけど、“お大事に”してもらって、早く治ったのでは商売にならないんだ。因果な商売だ」と愚痴をこぼしています。

 医者も同じことでしょう。病人がいて始めて商売になるのです。病人がいなくなったり、少なくなってしまう社会では困るのです。

 ですから、予防医学の発達により、病気にならなくなったら経済的に困るという矛盾を抱えています。
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4-1.上がり続ける医療費が国を破産させます

kenko_hoken平成8年度の日本の国民医療費は28兆5210億円です*。対前年度、5.8%の増加です。

 これは日本国民が支払ったと推定される、健康保険などの医療保険給付分(14兆5156億円)、老人保健給付分(9兆2898億円)、患者自身の負担分(3兆3751億円)、及び公費負担医療給付分(1兆3405億円)などの総計です。

 ちなみに、昭和30年度の国民医療費総額は2388億円、平成元年度は19兆7290億円です。平成8年度医療費は、それらと比較すると、それぞれ、約120倍、1.5倍の増加です。

(上の記述は、この本を書いた当時の記録ですが、このまま残し、最新資料を下記します)

平成20年度は? 国民医療費の状況

平成20年度の国民医療費は34兆8084億円、前年度の34兆1360億円に比べ6725億円、2.0%の増加となっています。

人口一人当たりの国民医療費は27万2600円、前年度の26万7200円に比べ2.0%増加しています。国民医療費の国民所得に対する比率は9.90%(前年度9.02%)となっています。

厚生労働省の資料はこちらでご覧になれます。


 しかし、医療費はこればかりではありません。お薬やさんからちょっとした風邪や腹痛のくすりを買ったり、健康器具を買ったりと、健康維持のために私たちは更に多くのお金を使っています。これら医療関連事業の総支出は2000年には110兆円に達すると予測されています。(最新資料チェック中)

 これだけ莫大なお金を使って、皆さんは健康な生活を送っているでしょうか。将来に不安のない生活を送っていますか。

 毎日の生活に、健康上の不安を持ち、仮に運良く生きながらえたとしても**、老後はまともな介護医療も受けられず、年金もおぼつかないといった生活不安がまっていませんか。

 同時に、私どもは、これはもちろん、業界側の安全であるという主張をうのみにしている、というよりも、うのみにしようという厚生省の積極的な業界擁護の姿勢の現れでしょう***。

 しかし、私たちは、古くは水俣病の問題、最近ではエイズ訴訟の問題など、「立証されていないから」という業界寄りの立場をつらぬき、問題の先送りをモットーとする日本の役所の姿勢をいやというほど見てきました。

 ことは、私どもの健康の問題であり、ひいては子孫への影響の問題です。

 私たちが医療費の恐るべき増大に驚きながらも、現在の健康や将来に不安を感じるのは、本来ならば国民の健康を守るべき立場にある役所がいったいやってくれるのだろうか、という思いをいだくのが、その原因の一つではないでしょうか。

◆(この記述は、年金改ざん--消えた年金問題の発覚前に書かれました。誰が、役人どもがここまでやることを想像したでしょうか。恐るべきは我々の税金で食っている役人の実態、正体です。こういう人間の存在をゆるしている日本の官僚機構をなぜ、直せないのか。ギロチン度5。情けなくて、涙も出ない・・・・・) 

*厚生省発表。1999年6月現在の最新資料。
**現在の日本の平均寿命には若干の疑問を感じる人もいます。実際は伝染病が減り、乳幼児の死亡率が大幅に下がったためで、実体はもう少し低いというのです)

***この植物油とマーガリンの問題は、オフィス今村刊、フィネガン博士著「危険な油が病気を起こしている」の巻末の資料に、日本の植物油製造会社の自己防御の姿勢が紹介されています。あるメーカーは、オフィス今村の公開質問状に対して“この程度の分量ならば安全である”として、暗に油が危険なことを認めています。
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・健康サンダル
・健康サンダルを履き続けて6年
・京都大学と共同研究
・健康サンダルの種類

(以上、漸次作成中)
健康で美しく長生きするために 目次

第1章 毒性・栄養欠乏食品と日本人

1.朝食に「毒物」を口にしていませんか?
2.マーガリンはどうして毒物なの?
3.日本の常識は世界の非常識
4.牛乳を飲んで下痢をしませんか?
5.私たちを取り巻く環境と活性酸素
6.健康の道しるべ、栄養のバランスを考える

第2章 栄養素の基礎知識

1.2万7千人を殺した森鴎外
2.メリル・ストリーブ主演「西洋医学と栄養療法」
3. バランスの取れた栄養とは
4.栄養素の基礎知識 その1 3大栄養素
5.栄養素の基礎知識 その2 ビタミン
6.栄養素の基礎知識 その3 ミネラル
7.栄養素の基礎知識 その4 食物繊維

第3章 東洋医学と漢方薬

1.東洋医学の基礎知識
2.西洋医学と東洋医学の違い
3.漢方薬、生薬そして民間薬とは?
4.漢方薬とエキス剤そして西洋薬との違い

第4章 日本の医療の現状とヘルスメディケーション(自己治療)の普及

1.上がり続ける医療費が国を破産させます
2.病院、医院と医療現場
3.漢方などの代替え医療
4.医薬分業と薬局-セルフメディケーション
5.「街の健康コンサルタント」としての薬屋さん
6. 生命保険業界と栄養補助食品--半病人でもOK

第5章 生活習慣病とサプリメント

1.生活習慣病と危険因子-7つの健康習慣
2.歯周病も生活習慣病の1つ
3.サプリメントで栄養バランスを保つ
4.「正しい栄養補助食品」とは

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