〇マルセルプルースト
先に書いたように、この本は、あたま、精神状態が、”起きている状態” でないと、とても理解できない本で、睡眠用には、生半可な眠り薬よりはるかに有効です。 これは、小生が実践済み。
現在出版されている「失われた時を求めて」は、岩波版と光文社版があることを書きました。
発行の時期がほとんど同じだけに、どっちにしようかと迷った方もいるでしょう。
ところが、読書好きな方はご存知のように、光文社版には、ちょっと、不利な状況があります。
それは、2007年に発売されたスタンダールの「赤と黒」について起こった、誤訳騒動です。
訳者は東京大学大学院准教授の野崎歓氏で、これを手厳しく批判したのは立命館大学教授の下川茂氏。 「『赤と黒』の新訳について」と題した下川氏の書評は「前代未聞の欠陥翻訳で、誤訳の種類も多種多様であり、まるで誤訳博覧会」と書いたのです。
岩波版を買ったのは、正直、このことが頭にあったことは否定できません。
先に書いたように、この本は、あたま、精神状態が、”起きている状態” でないと、とても理解できない本で、睡眠用には、生半可な眠り薬よりはるかに有効です。 これは、小生が実践済み。
発行の時期がほとんど同じだけに、どっちにしようかと迷った方もいるでしょう。
ところが、読書好きな方はご存知のように、光文社版には、ちょっと、不利な状況があります。
それは、2007年に発売されたスタンダールの「赤と黒」について起こった、誤訳騒動です。
訳者は東京大学大学院准教授の野崎歓氏で、これを手厳しく批判したのは立命館大学教授の下川茂氏。 「『赤と黒』の新訳について」と題した下川氏の書評は「前代未聞の欠陥翻訳で、誤訳の種類も多種多様であり、まるで誤訳博覧会」と書いたのです。
岩波版を買ったのは、正直、このことが頭にあったことは否定できません。