「正しい」栄養補助食品の実例として挙げるのは、ある栄養補助食品会社で作っている製品です。その栄養補助食品会社を仮にF社としておきましょう。アメリカの著名な栄養食品製造会社です。ここでは会社名や、製品名はさして重要ではありません。●栄養補助食品に関するある論争。
このF社が独自に開発した4つの主要製品が、1999年の6月から日本で売り出されています。
商品名を仮に、Aサプリ、Bサプリ、Cサプリ、Dサプリとしましょう。
これらのサプリメントは、それぞれ、赤色酵母米(紅麹)、冬虫夏草(とうちゅうかそう)、緑茶葉、イチョウ葉を原料としています。
それぞれ、中国の数千年の歴史の中で、漢方薬をつくる主要原料の一つとして使われてきました。
これらの原材料は、中国、チベット、南米のチリーの農場あるいは、原野を産地としています。
F社はこれらの原材料から、最新の科学的プロセスによって、化学的、生物学的有効成分を分離し、配合することによって製品を開発しています。原材料から化学的手法によってエキス剤を抽出して製品をつくっているのです。
ですから、漢方薬を原材料としていますが、厳密な意味での漢方薬の部類に入るものではないでしょう。
しかし、漢方薬のもつ有効成分とすぐれた特徴は、そのまま受け継いでいるとしています。漢方薬は、くすりとして調合され、くすりとして売られています。それでは、それを原料としたF社の製品−栄養補助食品もくすりと同じ効果をもつのかという問いが当然でてきます。
結論を言いますと、実際は「効く」のです。漢方薬から抽出された成分を使用している「栄養補助食品」が、くすりに近い効能をもっているのです。これは、この製品だけに限ったことではありませんが、優れた自然の原料を使用し、良く研究され、正しい製造工程で作られた「正しい」栄養補助食品は、「効く」のです。
●くすりと栄養補助食品の違い。
環境・医療関係で執筆活動をされている浅間郁太郎氏は「栄養生化学療法とサプリメント」の中で、くすりと栄養補助食品の違いについて、こう云っておられます。要約してみます。
「くすりには副作用があり、使い方を誤れば、病気を治すどころかかえって健康をそこない、場合によっては死にいたらしめることもあります。ですから、くすりの取り扱いは特別の勉強をして資格を得た人、薬剤師に限られているのです。
(中略)野菜や、ビタミン剤、サプリメントの中には病気の治療や予防に効果があり、身体の機能に影響を与えることがアメリカの生化学栄養療法(ジョナサン・ライト博士の研究による療法)によって証明されています。
しかし、これらの野菜や、ビタミン、サプリメントを“医薬品”と呼ばないのはなぜなのか。それは厚生労働省の認可を受けていないからではありません。副作用の心配がほとんどないからです」。
このように、云われた後で、
「くすりとサプリメント−栄養補助食品との違いは、副作用があるかないかなのです。病気に効くのがくすりで、健康を維持するのがサプリメントなのではありません。
サプリメントも病気に効くのです。 但し、サプリメントを売るのに “これこれの病気に効く” と云うことは法律で禁じられています。実際はどうであっても法律は守らなければなりません」。
「正しい」サプリメント−栄養補助食品の姿が見えてきたでしょうか。街に出回っているビタミン・ミネラル剤との違いがお分かりになったでしょうか。
「はっきりと目的を持って」病気あるいは半病人の状態から脱したい、日々の体調をきちんと整えて行きたいといった人は、 「正しい」栄養補助食品をとる必要があるのです。
●栄養補助食品の宣伝は殆んど同じにならざるを得ない!
栄養補助食品はくすりではなく、食品です。浅間氏の云っている通り、なになにに効くといった宣伝は一切できません。
そうすると、販売にあたって、街に出回っている他の栄養補助食品と同じような宣伝文句にならざるを得ません。
例えば、F社の宣伝文句をみてみます。
「不規則な生活の方、運動不足なかた、健康で健やかな毎日を過ごしたい方におすすめします」
「毎日の生活を充実させ、アクティブに過ごしたい方におすすめします」
「ご家族の健康管理にお役立て下さい」
「いつまでも、精神的・肉体的な若々しさを大切にしたいかたにおすすめします」
他の栄養補助食品との差別化が感じられますか? 普通の製品ならば、こんな宣伝文句しか書けないコピーライターならば首でしょう。しかし、これ以上一歩も出られないのが、栄養補助食品の世界なのです。
●栄養補助食品は広告宣伝だけではわからない。
ですから、どの栄養補助食品が自分に良いのか広告を見ただけでは、見当がつきません。
F社責任者は、これについて、次のようにいっています。
「ドラッグストアの陳列棚には、「正しい」栄養補助食品の隣に、品質の劣った栄養補助食品が置いてある。お客様はその違いに気づかないし、店も説明できない。だから、栄養補助食品の販売は簡単でない」。
ただ、浅間氏がいわれているように、「実際はどうであれ」、栄養補助食品を売るのに、間違っても、これは「効く」といってはなりません。法律をしっかりと守って、正しい製品の取り扱いをしていきましょう。

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次の第5章で詳しく触れますが、いま、医薬品や栄養補助食品の規制緩和が進められています。コンビニでドリンク剤が飲めるようになったのもそのひとつです。この規制緩和により、生命保険に入れるか入れないかのボーダーラインにいる人々が、ある種の医薬品や栄養補助食品の大きなターゲットなろうとしています。
ギー源になるときや、筋肉や骨などの身体の成分になるときに、これらの反応を促進する働きをするものが必要です。−これがビタミンです。
医療そのものは常に進歩し続け、教育現場でも当然、それに対応した行き方をしなければならないのに、役所間の縄張り意識が強く、対応しきれていません。
リンをとらないにこしたことはありません。朝食のパンにはバターを控えめにお使い下さい。
身を守るために、健康に留意する、まず第一に栄養に十分に気をつけなければならないことは理解できると思います。
に、成熟前に収穫されることがあります。
そしてストレス。会社で、学校で、家庭で、現代社会では、ストレスに囲まれて生きているとは思いませんか。もっともストレスは、昔もそれなりの状況の中にあって人々の感情を刺激していたに違いありません。どのような原因であれ、ストレスを起こすと、あなたの栄養素、ビタミンC、B、それに亜鉛を減らしていきます。
の健康を保つには、害となる食物を口に入れず、且つバランスのとれた栄養をとり続けることが大事であり、それらを生活の中に組み入れた、自分の「健康プログラム」を持つようにと、前の項で書きました。 




